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出会いの旅 序章&1日目~3日目

序章

人と人との出会いは、人を豊かにする ジャック2号(1993-)

同じ時代に生まれ、人類何十億分の一という確立で僕と誰かは出会う。

当たり前のようで奇跡。素敵。

僕は大きなカバンに荷物を詰め、12日間にもわたる出会いの旅をすることにした。

さぁ、恐れずにいこう。きっと素敵な出会いが待っている。

ま、こんな綺麗事は半分ウソというか思ってもいないんですけど、3月3日にひだまりスケッチのイベント「超ひだまつり in 日本武道館」が東京で開催されるということで、はるばる西日本から東京に向かったのです。
んでついでだから青春18きっぷ(JR1日乗り放題のきっぷ×5)でも使って普段ネットでお世話になっている方たちに直接会いに行こう!というなんとも単純な考えで今回の旅に至りました。

なーにが奇跡素敵じゃふざけんな。



1日目。2月28日

初日、西日本のとある県から東京に向かうため格安の夜行バスを利用しました。

ただでさえ乗り物酔いするタイプの僕が十数時間もバスに揺られるので半分死を覚悟していましたが、これもひだまりスケッチのためだ。このジャック2号、伊達にひだまりを愛しているわけではない。

しかし現実は思った以上に厳しくて、隣の席にいるババアがね、もうなんかすごいんですよ。千と千尋に出てくる湯婆婆に醤油を塗ったような顔で、それでさえだいぶアレなのにその上ものすごい態度でかいんっすよね。

僕の席が50%、ババアの席が50%、合わせて100%で表すと、ババアが80%ぐらい占領して「ハァ~~ン?」みたいなすげえ喧嘩売ってるし、もう僕怖くて隅っこで縮こまってましたからね。しかもむっちゃ飴なめてるし。

んで僕花粉症ですから鼻が結構やられていて、ズルズルいってたんですけどね、

もうなんか一回「ズルッ」ってするだけで、ババアが不愉快そうな顔して「うるさいわぁ…」とか小声で言ってるんですわなぁ湯婆婆のくせして。しょうがないやん!?こっちは苦労しとるんっすよ!もう僕かなりむかついたんで必要以上にズルズルしてやりましたわい。くらえババア!ズルズルズルズルズル

それから十数時間。花粉症と隣から漂う加齢臭のダブルパンチで夜もほぼ眠れず、意識的にはうっすら三途の川が見えていましたが、なんとか生きた状態で東京に到着。


2日目。3月1日。

朝10:00、東京。秋葉原。

去年の春から一人暮らしになり、両親のオタク縛りから開放されたことから確実にキモオタまっしぐらな僕にとって、さらなる一歩。そう。ここはオタクの聖地、秋葉原。

いくら東京と言えど平日のこの時間は人が少なめ。ホテルのチェックインが16:00なのでこれから6時間ほど、このバカでかい冷蔵庫みたいなキャリーバッグをゴロゴロ言わせながら秋葉の街を歩かなければならない僕には助かった。

さて、秋葉原といえばオタクショップ巡りが観光として一番なのでしょうけど、一度うんこしてとあるカフェへ向かった。

「ひだまりスケッチ×ハニカムカフェ」という企画カフェが「グッドスマイル&カラオケの鉄人カフェ」で去年12月から1月にかけて開催されていたのですが、アンコールフェアということで、なんとこの日3月1日から再び開催されていたのです。このタイミング、やはり僕にはひだまりの神がついているのだろうか。

神のお導きのままに大荷物を抱えてオラァ!と言わんばかりにカフェに乗り込んだのですが…

行列…!圧倒的行列…!ふざけんな!

カフェそのものは5Fにあるのですが、3Fあたりまで階段に行列ができておるぞ。それも見るからにオタッキーな方たちばかりで、「あぁなるほどな」と察してしまいました。まぁ僕もオタクとか人のこと言えないんですけど。

しぶしぶ列に並び、ツイッターしてたらウェイトレスさんがやってきて「何名様でしょうか?」と聞いてきたので、自信ありげに堂々と人差し指立てて「1人です!」って言ってやりましたわい。実際こんなとこ連れてくる友達なんていませんし。

そしたらウェイトレスさん「今回は何のカフェをご利用致しますか?」みたいなこと聞いてきて、僕それがどういうことか全然わからなくてですね「うぇ!?」って言っちゃったんですけど、どうやら開催されているのはひだまりカフェだけじゃなくて「アイマスカフェ」と「とあるなんとか禁書カフェ」も同時に開催されていたようです。

説明を受けて「ほんじゃひだまりで」と言うと「あ!ひだまり!すぐ用意出来ます!」とか言ってアホみたいに並んでる行列から僕だけ脱出して5Fまでお迎えして頂きました。おまえらひだまり目的じゃなかったのか。じゃあの~。

ひだまりカフェは作中に出てきた料理を再現したものがメニューになっていまして「夏休み終わ朗ペペロンチーノ」という作品知らないとちょっと意味が分からないものと「ヒロさんのカニカマチャーハン」「肉じゃがのちカレーライス」がありましたので無難にカレーを頂きました。あとデザートで「101号室のデザート」も。いちごムースみたいなやつです。

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味は…まぁ、まぁでした。企画モノだから仕方ないね。だいたい僕そんないい舌はしてないし、楽しく食べられたので問題ない。あとみんな友達連れなんだね…僕だけひとりだよ…

カフェの後、ちょこっとだけオタクショップ巡りをしてホテルのチェックインへ。

僕ぜんぜんホテルとか経験ないんでチェックインの仕方もわかんなかったからひとつひとつ丁寧にしていったんですけど、もうなんかフロントのアンガールズ田中みたいな人がですね、すげえ機嫌悪そうに対応してるんですわ。僕の初心者っぷりにイライラしてるのか知らないけど今にも相方呼んでジャンガジャンガやりだしそうな勢いなんすよ。

もう怖くて仕方なかったから急いでスリッパに履き替えて部屋(カプセル)に行きました。まだ夕方の5時にもなっていない時間でしたが夜行バスの疲れもあったのでさっさと風呂入って7時ぐらいに寝ました。


3日目。3月2日。

この日、午前と午後で二人の人にお会いすることに。

まず午前の部、この旅のトップバッターを務めていただいたのは、あの「あず」さん。ちょっと前に一緒に千本桜を弾いて投稿したあの方といえば誰もが分かると思う。
ちなみに彼はアニメけいおん!が大好きらしく、あぁ「あず」という名前もきっとそこからきてるんだろうなぁ、あずにゃん大好きなんだろうなぁと勝手に思う一方、本人としては一番好きなのは唯ちゃんだという。

そんな唯ちゃん好きなあずさんにお会いするということで、同い年ながらも少しばかり緊張しておりまして、もう僕びっくりするほど早起きしちゃってですね。まぁ7時に寝たので早起きするのは当たり前なんですけど。
流石に朝5時じゃ誰も起きていないのでぼくテンション上がちゃって共有の洗面所でひとりでラジオ体操してました。つっても実際は両手広げてグルグル回って、ラジオ体操とは似ても似つかない意味不明なダンスだったんですけどね。

朝10時前、御徒町駅で待ち合わせ。

あずさんってどんな人だろう。ニコ生やってる人だからある程度把握してるけど、実際はどんな人なのかはわからない。もしかしたらモンスターハンターみたいな鎧を装備した姿でHE----Yと爽快に登場するぐらい頭おかしい人だったり、または脱ぎ癖のすごい人で「あ、じゃっく~ん!」とか言いながら下半身脱いじゃてアソコ丸出しになっちゃう人だったり、いやいやそれとも…と、果てしなく意味不明な想像を張り巡らせる。

と、ここで電話がかかって来た

「じゃっくん?今ついたよ~?どこいる~?」

「あ、わかった今から探すね」

駅の中を見渡すとベースを持った人が手を振りながらこっちにやってきた

「じゃっくーーん」

いた…!あずさん…!これがあずさん…!


世の中には2つのタイプの人間が存在する。

一つは、顔が整った人間。すなわちイケメン。一つは顔が整ってない人間。すなわちブサメン。

僕たちはこの生まれ持った格差と戦いながら生きていかなければならない。ブサメンであればあるほどその戦いは窮地に追いやられる。

ブサメンサイドに生まれてしまった僕はいろいろな経験をした。特に中学の頃、女の子の会話を小耳に挟んでいると「ジャックさんは笑顔がちょっとなぁ…」と言われたことから僕はこれまでにない絶望感に駆られ「フッ…じゃぁ笑わなければいいんだ…そう、僕に笑顔なんていらない…」と思い込んだことが原因でとんでもない厨二病へと発展してしまった話はあまりにも有名です。

一方僕が見てきたイケメンたちは、日々女の子と不自由なく会話ができ、いち早く彼女ができ、いち早くヤリチンになり、もう19年も生きてきて未だに彼女いない歴=年齢の童貞の僕としてはイケメンには結構敵意があるわけですわな。

そう、お察しの通り、あずさんはイケメンだったのです。クソッ!クソッ!ああああああ!というかなんでこんなイケメンで彼女いないんじゃボケ

というわけで、一旦すぐ側のカフェに入りひとやすみ。「俺は働いてるから」という理由でクッキーみたいなの奢ってくれました。くそうコイツ性格までかなりデキてやがる…叶わねえ。

軽食を取りながらあずさんの職場の話をじっくり伺った所でいざ秋葉原へ。一緒にオタクショップ巡り。今回はソフマップ2号店へ。

そういえば友人とこういうお店に入るのは初めてだったんですよね。ほら僕隠れオタクですからいつもひとりで、むしろ「オタクショップは1人で行くところだろ!デュフフwwwみたいな気持ち悪い奴らとは絶対に行かねえ!」みたいなところあったんですが、まぁ今回はイケメンなので例外。

ゆっくりソフマップ内を歩いて目についたグッズを眺めているうちに友人と来るのも悪くないと思った。僕は今月のきららキャラットを買い、あずさんもいくつかグッズを買って満足した所で昼食のお時間。

そのへんのファミレスで腹を満たす。あずさんカルピスいっぱい飲んでました。

時間は午後1時をまわりそろそろお別れ。う~む、あずさん、いい人だった。こういう人がうちの学科にいてくれればなぁと惜しみながら見送る。またお会いしましょう!


午後の部、「ろと」さん。

ろとさんは我が師yukkiさん経由で僕を知ってくれたようで、ツイッターもフォローしていただいているし、ニコ生もいっぱい来てくてるし、僕の勧めたバンドを気に入ってくれるし、それに歳上なのにすごい礼儀正しいし、応援してもらう側としては大変理想的なお方です。みんなこういう人になればいいのに。

ろとさんと秋葉駅で待ち合わせ。「西口で待ち合わせしましょう」ということでメールを送ったところ「西口はないので電気街口ですね」と訂正をされたので、なんか申し訳ない気持ちで電気街口に着いたところでろとさんに電話をする。

「ろとさん?今着きましたよー、どこいますか?」

「あ、どうも。周りになにがありますか?」

「んと、宝くじがあります」

「…?あ、そこ電気街口じゃないですよ!」

なんと。西口の存在を訂正された挙句またもや間違える。ジャック2号、そろそろボケが始まっているのかもしれない。

「あぁ!すいません!すいません!今からそちらに向かいます!」

「いや、そこで待っていてください!私がそちらに行きます!」

と、これ以上僕を動かすとさらに大変なことになることを察したろとさん、すごく良い判断だと思った。

「ジャックさーん」

と、ろとさんとご対面。

ほぉ…。なんかイメージと全然ちがう。もちろんいい意味でなんだけど。いや、僕の中でろとさんってすげえ理屈っぽい感じで、俺デキますよ?みたいなオーラが満々な人かとおもいきやそうでもなかった。よかった。むしろ僕がこれまで仲良くしてきた人たちは、だいたいろとさんと同じ系統の雰囲気だ。こう、なんていうの、少し愛嬌があってトゲのない感じって言うのかな。こういうイメージとのギャップも出会いの楽しみですね。

やること考えてなかったので僕から、んじゃとりあえず電器屋でも行きますか~とソフマップ1号店へ。なんでとりあえず電気屋なのか全然わかんないんですけど、だってろとさん電器屋好きそうだったんだもん。

意味もなく電器屋うろついてることに意味を感じなかったので「これからどうしますか?」と、ろとさんに問うと「なんでもいいっすよ~」とのことなので「ほんじゃ楽器屋行きますか」と提案。

ろとさんもOKということで、秋葉から楽器屋の聖地、御茶ノ水まで向かう。

が…!迷う!迷う!ひたすら迷う!二人いるのに迷う!グーグルマップに頼っているのに迷う!

ルート通りに行けば徒歩15分程度で到着したものの、1時間以上さまよっていました。意味がわかりません。きっと僕とろとさんのコンビは方向音痴ダブルス全国大会優勝レベルだと思う。そこら並大抵の方向音痴は粉砕できる自信がありますね。どっからでもかかってこいや。

ろとさんは楽器をやられていない方なのですが、将来的にギターをやりたいとおっしゃっておりましたし、見るだけでも楽しいとのことなので安心しました。ここで「つまらんボケ」とか言われたらマジ立ち直れん。

僕も御茶ノ水の圧倒的な楽器屋の多さに驚愕した後、軽食ということでマクドナルドへ。とりあえずいろんなことを話しまくる。これまた会う前までの先入観で「しゃべれなさそうな人だなぁ」と勝手に思い込んでましたが予想以上に話してくれて大変有意義で楽しい時間を過ごさせて頂きました。

その後、ろとさんは秋葉駅で友人と待ち合わせしているとのことで秋葉駅まで見送る。ろとさん、ありがとうございました!バイバイ!


ほんじゃ僕もホテルに帰りますかねという感じで秋葉駅周辺歩いてたら「ちょっとそこのお兄さん!!こっちこっち!」と声をかけられました。

なんやと思って振り返ると…美人がいる…。あれおかしいな。俺これまで美人に話しかけられたことなんて一度もないのに、あれ?なんで?もしかしたらこのお姉さん、道行く僕に惚れて「好きです!付き合ってください!」とか言っちゃってエンダアアアアアアアアアアアアみたいなことしちゃうのかな?その後「わたし、ホテルとってるの!」とか言って夜は本番しちゃうみたいなね!あぁ妄想とまんねー!股間のスイッチが入っちまうぜー!

そしたら頭が絶賛お花畑中の僕に「お兄さん、これなんですけど…」と言われてよくわからんチラシを渡される。あぁなんだ、ビラ配りかと思って小声で「ども~」言って過ぎ去ろうとしたらお姉さん僕の服つかんで「お店そこなんでちょっと見ていってくれませんか!?」と。

ふむ…。と3秒ぐらい考えてチラシとにらめっこ。なんのチラシかわからない。というか、ビラ配りとは言え美人に話しかけられた衝撃と卑猥な妄想で興味が湧いてる。まぁいざとなったら逃げればいいし。実際僕はこれまでどんな窮地に追いやられてもしっかり逃げてきたからね(ドヤ顔)

お姉さんに言われるがまま店に入る。見る限り、どうやら危ない店ではないらしい。

ほうほうと思って辺りを見渡すと…驚愕した!

絵!絵画!高そうな絵画!いかにも開運なんでも鑑定団とかに出てきそうなエクスペンシブな絵たちが堂々と飾ってある!

「さぁ!この中でどれがお好きですか!?」

さぁ!じゃねーよボケ!買わねえから!買わねえから!

…くっ、これはヤバイ。想定外のものがきたぜ。これ絶対「これが好きです」って言ったら買わされるアレじゃないですか。

「いやぁ…ちょっとぼく絵はわかんないです…」

「わかんないって!直感でいいんですよ」

「でもほんとにぼくわかんなくて…」

「直感…!直感…!」

と、カイジのナレーションみたいな感じでお姉さんが言ってたもんですから笑ってしまったんですけど、まぁそろそろいいかと思って「じゃぁ帰りますね」って言ったら

「ちょっとまって!」

と肩をつかまれ、強引に引き戻されました。なんだおまえ

「じゃぁもうちょっと安いの!安いの!」

と言われポストカードみたいなのをみせられる。

ほぉ、まぁポストカードぐらいなら買ってもいいかなと思って

「これおいくらですか?」

と聞いたら

「1枚1000円です!!お手頃でしょ!?」

まぁSEXしてくれるなら買ってもいいんですけど、1枚1000円は高いよなぁ。

「やっぱいいです…」と言って帰ろうとしたらまた肩掴まれて

「じゃ、お兄さんメガネしてるからメガネ拭きどうかな!?」

あぁメガネ拭き、確かにいまメガネ拭きがボロボロでそろそろ替えどきかなと思ってたところです。ぶっちゃけ安いならちょっと欲しい。

「あの…おいくらでしょう」

「800円です!」

た、たけえ…。こんなんダイソーに売っとるばい…。

だけどもう買わないと帰してくれなさそうなんで黙って買いました。意味不明なヘヴィメタルのジャケットみたいな奴なんですけど、まぁいいか。

「ありがとうございましたー!」

お姉さんが手を振る。東京って怖えなぁと思わせると同時になんだかんだやはり美人は癒されるなぁ、というなんとも言えない複雜な気持ちにしたお姉さんはタダモノじゃない。そんなことを考えているうちにホテルに到着。

翌日に備えてこの日も早寝しました。そう、明日はメインイベント。超ひだまつり in 日本武道館

続く


あずさん - 投稿物
     ツイッター

ろとさん - ツイッター



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ははおやスケッチ

ストレス社会である今の時代、僕たち人間は何かしら癒しを求めている。

2000年代初頭から某アイがフルフルな消費者金融会社のCMに登場したチワワのクなんとかちゃんが登場以来、子犬に癒しを求める人々が次々と現れ、一世を風靡した。
また数年後、「ねこ鍋」をはじめとして猫への注目も大きく向けられ犬に負けず劣らずブームとなりブレイク。今、世はペットブームにある。

子供から大人まで、癒しを求める人間はペットと触れ合うことで日常における鬱憤を晴らし、この荒れ果てたストレス社会をなんとかの思いで維持している。

しかしながら癒し=ペットではない。すべての人間がペットが癒しの最上級と思っているわけではない。人は無機物に対しても癒しを感じ取れる、非常に豊かな感情を持った高等生物なのだ。

例として癒しグッズが一昔前に流行りだしてから今も続いている。アロマなんちゃらとか、リラックマのなんとかぬいぐるみとか、そんな感じの癒しマーケティングが展開され、主に感受性豊かな女性陣をケアするものが人気を集めている。そう、女性陣。女性陣が中心として。

そこには陰の女尊男卑が存在しているように僕には思えた。癒しは女性が求めるものである。癒しだなんて男らしくない。男は癒しなんて求めるな。僕の中ではそんな癒しマーケティングの思想が浮かんでいた。まぁ確かにボブサップみたいなのがリラックマのぬいぐるみを持ってたらちょっとひくけどね。

そんな癒しグッズが封印された男性陣。しかしながら渡る世間は鬼ばかりでもなく、男性対象の癒しグッズに相当するものはちゃんと存在しているということは言っておきたい。

僕ぐらいの変態が一番にはじめに思いつくのはオナホール等のアダルトグッズだが、それはあくまで成人男子に限定されたものであって世の学生たちには手を出したくても法や家庭の関係で手を出せない。

では、男性諸君が誰でも手が出せる癒しグッズとはなんだろう。考えに考え抜き、僕は結論に至った。


美少女フィギュア


あぁこれだね。これこそ今の世の男達を支えている癒しグッズだね。いや別に美少女フィギュアに限らなくてもいいんだけど、「萌え」という要素を含んだグッズ全般というのが正確かもしれない。しかも男性に限らず一部の女性にも効果があるという点が素晴らしい。

1995年、TVアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」から活発に動き始めたオタク文化。そして10年後、映画「電車男」が公開され、オタク文化はサブカルチャーとして庶民権を獲得した。さらに近年ではヴォーカロイドがブームとなり、もはや「初音ミク」という単語を知らない人なんてまずいない。いたとしてもよっぽどメディアから切り離されたごく一部の人間だけだ。

またオタク文化は日本だけでは収まらず、世界にも進出しワールドワイルドに、ありとあらゆる場所に「OTAKU」が存在するようになった。それに、最近は学校の教科書にもオタク文化を象徴したようなキャラクターが登場しているという話もあり、もはやサブカルチャーから教養レベルのハイカルチャーへとシフトしようとしている。

そう、「オタク文化」というのは世界万国共通の日本の象徴でもある。僕たちはそんな偉大なオタク文化の原点なのだ。なんと誇り高き話だろうか。やはり日本男子として生まれてよかったとまで思える。

しかしながら、一方でオタク文化を善しと思わない反オタク文化派が存在する。

うちの家族だ。

僕は例外だけど、うちの家族は本当にオタク文化にアゲインストな感情を抱いている。

おそらくは、どこか鼻につく絵柄や声。そして過剰なまでの性的シーンを想像させる描写へ反感があるのだろう。
うちの家族はテレビにオタク系のアニメや特集が流れるだけですぐさまチャンネルを変える。町中でちょっとオタク系のポスターや広告を見るだけで早歩きをする。ましてやオタク系のショップに入るだなんて言うまでもない。異常なまでの反オタク精神がうちの家系の遺伝子に宿っている。

まぁわかる。その気持ちはわかる。僕もその一族だから遺伝子を受け継いでるし、その気持はよーくわかる。実際僕も、学校では「オタクきもいわー」とか言ってる人だから。

でも、それはあくまで偏見。食わず嫌い同様、外見にしか目を向けず、中身に触れていない。つまり話しあおうにも話し合えない状態だ。ちょっと萌え系の絵柄を見ただけでそっぽを向いてしまう。

もはやそこまで来ると可哀想だと思えてくる。オタク文化の良さをわからない彼らが人生損しているとまで思えてくる。

そして僕は思った

「なんとかして家族にオタク文化の良さを知ってもらおう」

ご存知だろうけど、僕はオタクだ。中学生の頃にひだまりスケッチと出会ってからだんだんとオタク成分に体内を侵略され、家でコソコソと深夜アニメを見るようになった。

そして一人暮らしを始めて半年ちょっとの今、部屋がだいぶヤバイ感じになってる。

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ひだまりスケッチひだまりスケッチひだまりスケッチひだまりスケッチひだまりスケッチひだまりスケッチひだまりスケッチひだまりスケッチひだまりスケッチひだまりスケッチひだまりスケッチひだまりスケッチひだまりスケッチひだまりスケッチひだまりスケッチひだまりスケッチひだまりスケッチひだまりスケッチひだまりスケッチひだまりスケッチひだまりスケッチ

カラーボックスの一段がひだまりスケッチで独占され、他の段にもひだまりグッズがちらほらある。

そのほか、まどか☆マギカグッズも堂々たる勇姿と言わんばかりに僕の部屋を装飾している。


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また、ドアノブにキュゥべえのストラップがぶら下がっていたり、鍵にキュゥべえのキーホルダーがついていたり、ベッドにキュゥべえのぬいぐるみがあったり、いたるところにキュゥべえ、じゃない、オタクグッズが僕の部屋を散乱としている。

もう立派なオタクだ(厳密には蒼樹うめ先生のファン)。この部屋に入れば「あぁこの人はオタクなんだなあ」と誰しもが思う。


そんなオタクグッズに侵略されたマイルームに、とある事情で僕の両親が来ることになった。

これはチャンスだ。親のオタク嫌いを更正する大チャンスだ。それに僕がひだまりスケッチの大ファンであることもそろそろカミングアウトするべきだと思っていたところだ。いい加減コソコソと楽しむのは気が重い。堂々と曝け出したい。願わくば家族揃ってひだまりスケッチのファンになりたい。そんな無垢な願いも込めて。

ただ、いきなり美少女フィギュアなんて見せると両親が失神する。徐々に徐々に、最初はライトなものから攻めるべき。

それにあたって重要なのは「オタクかオタクじゃないかの微妙なライン」をキープすることだと僕は考えた。

仮に何も考えず、僕が持っているすべてのグッズを晒しあげると「うわ!オタクやん!キモ!」と言われマジで家賃払ってくれなくなるとか余裕でありえる。逆にオタク要素を含むグッズをすべて隠したら、何も始まらずに終わってしまう。このふたつのちょうど中間を狙うのがベストだ。

一般に、「かわいい」と「萌え」には境界線がある。あくまで僕の考えだが、「かわいい」の更に上を行く「かわいすぎてひく」というのが「萌え」つまり「オタクだ」という認識ではないかと思う。

親がどのラインから「オタク」と認識するのか、今まで18年間一緒に過ごした経験を通して予測をつけた。

そしておそらくこのあたりだろうと考え抜き、結論を出した。




まず、あからさまに「萌え」のラインに突入してアウトな部類:ランクA

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そして「かわいい」かつ少量の「萌え」を含んだ程よい刺激を与える部類:ランクB

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最後に、ただ「かわいい」部類:ランクC

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だいたいこの3つを目安にする。

この作業は「隠すべきグッズ」と「晒すべきグッズ」をいかに巧妙に分けるかが勝負だ。先述した通り「オタクかオタクじゃないか微妙なライン」の部屋を目指してコーディネイトしなければならない。「オタクみたいな部屋だね」とも言われず「普通の部屋だね」とも言われず、相手がちょっとだけ興味を示す程度の極めて小さな領域を刺激しなければならない。


以上を考慮し考えに考え、隠すべきグッズ、晒すべきグッズを仕分けてみた。



刺激の強いランクAは全て隠し、

多少の刺激を与えるためランクBは少しだけ置く。

そして刺激の少ないランクCはすべて晒す。



この案で決定。


次に会話の予測だ。説得するには必ず僕の口が必要になる。

いろいろな会話シチュエーションが予測されたが、正直ちょろかった。

まず母親だ。

最優先事項として、グッズに母親の気を引かせ「なにこれーかわいいー!」と言わせる。これがすべての始まりだと考えるべき。なぜならそこから僕が誘導するからだ。

またランクCのグッズでは母親の気を引くことは不可能であることは確実だ。それは僕がかわいいもの好きとして認識されているから。これだと「相変わらず可愛いもの好きだなぁ」ぐらいでわざわざ口にするまでもなく終わってしまう。

で、ランクBのグッズだが、これは間違いなく「なにこれーかわいいー!」と言って母親の興味をひく。これはもう自信がある。今まで20年近く一緒にいた母親の行動だ。信頼性はMAXといっても過言ではない。ランクBほど最適なグッズはない。

イメージトレーニングをしよう。

Take 1

「なにこれー」と興味を示した母親にキャラクターの説明をする。

「これはねー、ひだまりスケッチっていう漫画のキャラクターで…」

…で?

で、どうすればいい?ひだまりスケッチという単語を聞いただけでは母親には全く理解できない。
なぜならうちの母は機会音痴でパソコンの起動の仕方すら知らない人間だから「調べる」という行為ができないのだ。

つまり、なんとか僕がひだまりスケッチという漫画がどういうものなのかまで説明してあげなければならない。

そのためには道具が必要だ。

その道具とは、ひだまりスケッチの原作本 or アニメのBlu-ray。

この二方のどちらかをチョイスするならばやはり前者である。後者は値段が高価なこともあり「無駄な小遣いの使い方しやがって!」なんて説教されかねない。ここはひだまりスケッチの原作本+α(αは後述)を並べる戦法でいくことにした。

Take 2

「なにこれーかわいいー!」

「お、これはねー、ひだまりスケッチっていう漫画のキャラクターで……いやぁ最近ハマっちゃってさぁ、寝る前とかに読むとすごく寝付きがよくてグッスリなんだよー(デタラメな健康的効果を言って好感度を上げる。そして単行本を一冊取り出す)…パラパラ………これこれ!みて!」

「えーでもこれオタクが読むやつじゃないのー?(萌え系の絵柄に抵抗を感じる)」

「そうだけど、先入観はよくないよ(説得開始)」

ここで+αの出番


英語版ひだまりスケッチこと「Sunshine Sketch」と小説版ひだまりスケッチ。

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「ほら、俺、これで英語を自分から勉強するようになったんだよ。それに小説、俺ぜんぜん活字とかだめじゃん?でもこういうのがキッカケでスラスラ読めるようになったんだよ!(目をキラキラ)」

「ほぉ……(少し考える)」

「一巻貸してあげるから寝る前とかによんでみ(洗脳する)」


と、ここまで来れば説得完了だ。これである程度時間が経てば母親はひだまらーになる。そしてめでたくオタク嫌いを克服できるのである。

完璧だ。完璧なプロセスだ。


そして、親父の説得方法。

親父は固そうに見えて意外に表面だけだ。

その証拠だが、実家ぐらしの頃、親父が自分の部屋で初音ミクのテレビ番組や動画をコソコソと見ているのを目撃してしまった。

もう説得するまでもない。母親がオタク文化を認めれば自動的に親父も認める。よし。

このように完全無欠のオタク誘導プランを完成させ、数日後、両親がやって来る当日を迎えた。

ちなみに当日はこんな感じのグッズ配置


カラーボックス上段

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カラーボックス中段

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ベッド

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このように、オタク成分はごく一部だけ。僕にとっては必要最低限以下。写真では分からないが、部屋全体を見ればオタクというよりギターから録音機材から音楽関係がいっぱいあってどっちかというとバンドマンっぽく見えるようになっている。

これで抵抗を感じる人なんてまずいない。だがどこかツッコミを入れたくなるような部屋だ。ジャック2号の完璧コーディネイトである。

さぁ、かかってきやがれ!!




ピンポーン

ガチャ(扉を開ける)

「いらっしゃい」

「よ、元気にやってるか」

「うん。あがってあがって。」


ぐるりとあたりを見回す母親。



「けっこう綺麗にしてるんだなぁ」

「………お?」



!!!!

そして母親がフィギュアに目をつけた!

よし!

いいぞ!

いけ!

ここで興味を示せ!

「なにこれーかわいいー!」と言え!

俺がオタク文化の素晴らしさを教えてやる!!



「オタクみたいやね」




こうして僕の儚い夢はわずか数秒で幕を閉じたのであった


劇場版 ひとり☆マギカ 後編 ~永遠の物語~


※前編読まないと意味不明です


10月13日。劇場版まどか☆マギカ後編が公開される日。

僕は、先週の屈辱を晴らすため再び実家の福岡に向かった。

ひとつ謝罪したいんですけど、前編見終わった週にニコ生で

「後編見に行く時は、ずっとまどかの色紙を片手に持ってる!」

「カバンに入れて行くなんて甘いぜ!男は黙って素手じゃ!」


とかトチ狂ったこと宣言したんですけど、ちょいとその約束は守れませんでした。

というのも実はこの色紙ね、驚くことになんかえらい高価でやりとりされてるんですわ。ヤフオク見たら5000円近くで入札とかされてましてね、いやもうほんとオタクどもはわからんわーって感じなんですけどまぁそんな価値観の話はさておき、もし僕がこれを片手に堂々と歩いていると盗難に遭いかねないんですよ。

例えばあやしい感じのオタクが僕の背後に忍び寄ってスッと僕のまどかの色紙を盗んだとすると

「ひぃ!ざ、ざまぁみろ!まどかは俺のもんだぁぁああ!」


って走って逃げられるじゃないですか。そしたら僕も黙っちゃいないんで追っかけるじゃないですか。でも僕そんなに走るの速くないんで普通に逃げられるじゃないですか。そしたら

「約束するわ!絶対にあなたを救ってみせる!」


ってほむらの名言吐き捨ててまどかを助けだすハメになるんですよね。

それってもうまどか☆マギカ本編とやってること同じですからね。ほむらがまどかを救い出すのと同様、僕がまどかの色紙を救い出すためにこの1ヶ月ぐらいを無限ループしだすことになるじゃないですか。

それは流石に精神的にお手上げなので、今回色紙を素手で持っていくのはやめておきました。期待されていた方には申し訳ない。

ですが僕も男です。ここは一つ覚悟決めて行きの電車の時ぐらいは素手で持って行きましたよ。ええ、やってやりましたよ。セカンドバッグみたいに持って堂々と電車のつり革持ってましたからね。まわりの目とか気にしたら負けなんだけど気になって仕方なかった。なかなか死にたかった。

で、今度は電車にも緊張せず、乗り換えもトントン拍子で進み、もちろんおしっこだって大丈夫だった。前回、駅のホームでコーヒーを飲んだ結果、凄まじい尿意に駆られおしっこをチョビチョビと漏らしてしまったという、歳19にしてはだいぶイレギュラーじみた行為をしてしまい、オムツでも履いていくかと一時は決心したのですが、まぁそれは流石に男のデリケートなプライドに傷をつけてしまうのでやめておきました。

で、2回目の電車の乗り換えたらズッコケ3人組じゃねえけど3人組がいて、歳は僕よりちょい下って感じかな、おそらくそいつらもまどか☆マギカの映画が目当てだったんでしょうね。3人揃って

「ねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇ!好きなキャラ誰!?誰!?誰!?誰!?」

「ぼかぁほむほむかな」

「拙者はさやかでござる」

「ええーーー俺杏子なんやけどー!!杏子の良さ分かる人おらんのー!?」

みたいな会話をしていて、ほんと3人とも個性的なキャラをしてましてね。しかもなんか1人忍者が混ざってるもんですから僕も少しクスクスと小声で笑ってしまったんですよ。

そしたらその中の1人が僕に目をつけてですね。僕ってほらまどかの色紙を堂々と持ってるもんですから、おそらく異様だと思ったんでしょうね。だってこの色紙は前編公開初期のときに配られたものですから、なんでこのタイミングでその色紙持ってるのか全然意味分かんないですから。

すごい変人を見るような目で見られて僕も心が痛いんですけど、いやちょっと許せないんですよね。まぁ2000歩譲って僕が変人でもいいんですけどね、そいつらがなんか

「うちの先輩はキュゥべえが好きって言ってたんだけどさ、マジありえねえわ」

「あーその先輩ちょっと頭がおかしんじゃないのかなぁ」


みたいな会話しだしてね。もうジャック2号お怒りですよ。

クソどもが。まどか☆マギカのファンたる者がね、あの愛くるしいマスコットキャラクターをね、侮辱するなんてね、ほんとありえないっすわ。いくらキュゥべえが本編で云々でもキュゥべえはキュゥべえですからね。なんか悪者みたいな位置づけにしやがる輩どもはこのジャック2号が全国の片っ端から鉄拳をお見舞いしてやる。さぁ、死にたいやつから前に来やがれ。

「おい、てめぇ…こっちに来やがれ。」

「なっ、なんだよ。」

ドコーーーン!という凄まじい音を立てて顔面に拳をくらわせた。

「ひ、ひぃなんだお前!やっちまえ!」

囲まれたジャック2号。しかし愛するキュゥべえを侮辱され、怒り狂った彼を止められるものは誰もいない。

「ぐわーっ!」

見るも絶えない速さで次々と敵を殴り倒していった。敵の血潮が吹き出し、彼は返り血で紅に染まっていた…

すると彼の目が金色に光り出し、ある異変を生じた

「クッ!駄目だ!まだこの力を開放するわけには…!ああああああ!!」

こうしてジャック2号の新たな宿命が始まった…


ていう妄想をしてたんですけど、僕チキンナゲットすからそんなこと出来るわけもなく電車降りておしっこ行きました。

そんでちょっくら用事があったんでそれを済まして劇場へ行ったんですけどね、またあの3人組がいるんですよ。そしたら電車での屈辱が蘇ってきてですね、僕の封印されし力が開放されそうになったんでチケットさっさと買ってまたおしっこ行ったんですけど、ひとつ大事なことを忘れそうになっていました。

ひとりプリクラ

そう、前回はこれ以上の苦痛を味わったはず。今週再びこの地に足を踏み入れたのもあの屈辱を晴らすためでもあったのに、僕としたことがそれすら忘れるところだった。

それに映画見終わったあとだと確実にまた忘れるので、今のうちにゲーセンへ入る。

プリクラを目の前にして少しブルっちゃいましたが、バサァッ!とプリクラのカーテンをくぐって参りました。

プリクラって思ったより操作が複雜、というか急かしすぎと思うんだよね。なに?なんか

「背景を選んでね!3!2!1!」

とか言い出してね。お前選択権があるのは3秒だけじゃねーかって、どんだけ初見殺しなんだよって感じでね。

しかもね、「はい!チーズ」って言った後「パシャッ!」って音がしたんで気抜いたら、その0.2秒後ぐらいにフラッシュが来てですね、もうなにこのフェイント。これだからプリクラは嫌いなんだよ。ほんと誰ですか俺にプリクラ撮ってこいとか言った奴。マジくたばりやがれ。

で、問題は落書きなんですけど、どうやら落書きはプリクラ機の外でやらなきゃいけないらしいんですよね。まぁつまり、大衆の前で。

プリクラって言うまでもないですけど2人用に作られてるじゃないですか。最近は便利でね、落書きも二人同時に行えるように、画面の左側を左側のタッチペン、画面の右側を右側のタッチペンで操作出来るようになってるんですね。

図で表すと

無題2


こんな感じ。僕の画力が天才すぎてあんたらにはだいぶヘタクソに見えるかもしれないけど、雰囲気ぐらいは伝わってくれたかと思います。

僕こんなのさっさと終わらせたいですから、タッチペン2本両手に持って操作してたんですよ。

なんというか、まさに宮本武蔵を彷彿とさせる二刀流っぷりでサササッと華麗に落書きをする僕なんですけど、正直恥ずかしくて死にたかった。でも僕の武士の気迫もかなり凄まじかったようで、ルンルン気分のカップルがプリクラ撮ろうとしてたんですけど僕を見るなり「後にしよっか」とか言って見事に遠ざかって行きました。ハハッ、ざまあみやがれ、死にたい。

んで、最後の仕上げ、プリクラをケータイに送る作業なんですけど、アドレスを入力するじゃないですか。それはいいんですけど、これまたタイムリミットがえらく短くてですね。僕のアドレスは結構単純でかつキャッチーで短いのに、それでも間に合いませんでしたからね。おいおいどんだけプロ用に作られてんだこのプリクラってやつは。送信できなかったんでもう帰って泣きながらスキャナで取り込んでやりましたよ。

で、ようやく上映30分前でシアターの中に入って席探してたらですね、なんとなんと隣に女の子がいるんですよ!しかも結構いい感じの!なんていうの、全然ケバくない感じの女の子が!清楚っていうの!?もう興奮!

このとき僕調子乗っててですね、プリクラってやっぱり多少はイケメンに写っちゃうじゃないですか。僕、顔のランクで言うと下の下か、良くて下の中なんですけど、プリクラにはなかなかの男前、ランクで表すなら中の上ぐらいに写っててですね。僕バカですから、俺なかなかイケてるんじゃね?みたいに思い込んですげえテンション上がってたんですよね。

まぁ結果から言うとそれが仇となったんですけど、ちょっぴり勇気出して話しかけてみたんですよ。

「お隣失礼します」

女の子が軽くお辞儀する。

「おひとりですか?」

「え?あ、はい…」

「いやぁあーそうなんですかー、僕もですよー。」

「…」

「…」

沈黙。

んで女の子がこっちを向いてくれなくなった。

まぁ言うまでもなく引かれたんですわ。ホント調子乗るとろくなことないね。死にたい。

そしたらもうかたっぽの隣に普通のおっさんがやって来ました。いやぁ前回みたいに変人に挟まれて鑑賞することはないのかーと安心してたんですけどね、上映が始まるとおっさんがオナニーしてる時に出るみたいな声出してるんですよ。「んんん↓↓↓↓」とか「あぁあああ↓↓↓」みたいな、文字でニュアンスを表現するのは難しいのですが、例えるならAV男優が射精するときの声。

もう気持ち悪くてね、しかも隣の女の子さらに引いてるしね、前回といい今回といい、僕は運がいいのか悪いのか。

内容はさておき、上映が終わってこれから暇なんですけど、とある銀天街をふらついてたら献血ルームを見つけたんですよ。

ほら、僕ってホントはすごい性格いいですからこういうことは惜しまずやるんですよ。

しかもここ最近バカなことしかやってないし、世間様に大した恩返しも出来ていないのでたまにはね、こう、世のため人のためにボランティアをしようと思ってね。

もしもさ、それで将来誰かが助かるなら、それは幸せなことじゃないですか。注射は嫌いだけど、人の命のためなら喜んでやりますよ。

っていうのは100%建前なんですけど、僕カロリーメイトしか食べてなかったからちょうどお腹すいてましたし、んじゃ献血でもらえるおやつでも食って腹を満たすかと思って行ったんです。それに歯磨きセットもらえるんで、ちょうど今家に一本しか歯ブラシないしちょうどいいなって感じで。そんな大々的なことは考えてません。まさかこの僕が人のためにボランティアとかね、笑いが出るよ。ハッハッハ、オナニーオナニー。

んで献血のお姉さんに若いね若いね言われてチヤホヤされたもんですからこの後ホテルに連れて行かれる妄想してたらいつの間にか終わってて、後を去ったんですけどもうやることないんですよね。

仕方ないから駅に向かってたらとあるビルを見つけてですね。「あるあるCity」っていうんですけど、なんかオタクじみたショップがたくさん集まってるんですよ。世間に馴染みがあるのは、アニメイトとかメロンブックスとか、そういうショップの大群が。

こりゃオタクの一員として一度足を踏み入ればければならないと思ってぶらぶらしてたら、高校の頃のクラスメイトとすれ違ってですね。

僕、いわゆる隠れオタクですから学校では普段「オタクとかキモいわー」とか言ってる人なので、このタイミングで面識のある人と接触するとヤバイんですわ。後々同窓会とかで僕のオタクがカミングアウトとかされたらマジ笑い事じゃないですからね。

そんで、ヒィ!って感じで急いで別のショップに逃げ込んだんですけど、そしたらですね、今度はあの電車の3人組がいるんですよ。もうホント運がいいのか悪いのか。いや確実に悪いんですけど。流石に向こうもたいがい僕の顔覚えてますから、なんか3人揃ってこっち睨んでくるんスよ。もう怖くて怖くて。

走ってビルの外に出たんですけど、ほんとオタクショップは戦場ですね。改めて実感しました。いつかの記事にも書きましたけど、ほんと戦場だわ。うん。

それからはもう黙って電車乗ったんですけど、家に着いて、カバンあさったらひとりプリクラが出てきてですね。なに?時間差攻撃っていうの?これ以上にない虚無感に駆られてしまって30分間ぐらい呆然としていました。

いかんいかんと思って、ミッションコンプリートの報告をツイッターにしなければならないのでプリンタを取り出してですね。僕、スキャナ機能使うのはじめてだったんですけど、まさかこれが初めてになるなんて死んでも思わなかった。

もうね、半泣きになりながらソフトインストールしてプリクラ取り込んでやりましたわい。

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Big Smileじゃねえよマジ。


もうやらねえからな。

劇場版 ひとり☆マギカ 前編 ~始まりの物語~


※ネタバレはありません


劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 前編 ~始まりの物語~ 10月6日(土)公開

普段学校ではアンチオタクカルチャー派な僕でも、これはいち隠れファンとして見に行かなければならないと思った。
再び愛しのキュゥべえと相見えるならば多少の犠牲は問わない、隠れオタクだということが地元の連中にバレることだってキュゥべえのためなら耐えられる。構わん、実行せよ。OVER。

というのは半分建前で、行く決心をした真の理由は実家の福岡にある劇場で声優キャスト陣による舞台挨拶が行われるようだったので、ほほうと軽い気持ちでインターネットのチケット争奪戦に参加してみたら意外や意外にあっさりとゲットできてしまったもんですから、ちょろいぜオタクども!って感じで行くことになったんです。もちろんひとりで。

まぁ劇場はここから電車で数時間で少し遠い場所だけど、せっかく有名人をお目にかかれるチャンスだし特別苦はありませんでしたね。

てわけで当日はバカみたいに早起きして、舞台挨拶付きのチケットを持っていざ電車に乗ったものの、いやぁ僕っていっつも電車って緊張するんですよね。言ってしまえばただ慣れてないだけなんですけど「本当にこの電車で合ってるのかな!?違ったらどうしよう!どうしよう!」って心配でたまらなくなるんですよ。

そしたらおしっこしたくなるじゃないですか。あぁいやいや、さもそれが一般的であるかのように申し上げてしまいましたが、僕、結構頻尿なんですわ。しかも電車が来るまで優雅にコーヒー飲んでましたから余計に尿意に駆られちゃったんです。

ヒャァっ!漏れるー!って既に限界を超えてたんですけど、それでも我慢我慢。電車を乗り換えるときに駅のホームでおしっこすりゃいい。耐えろ耐えろ。

さらに30分の時間が経過し、ようやく乗り換えの駅に到着したんでよっしゃおしっこーって感じでガキみたいに走ってトイレに向かったんですが、なんかドアのところにえらい列ができてるんですよね。参ったな、こんなに並んでたらまず次の電車に間に合うか際どい。それでも、MajiでHounyouする5秒前だったんで次の電車は諦めてトイレの列に並ぼうとしたら「ぶわー」とか言ってなんかジジイが割り込んできましたからね。おいおいジジイいい歳こいてざけんじゃねえぞって言いたかったけどそんな勇気はないんでしくしく我慢することを決心してその場を立ち去って次の電車に乗り換えました。

尿意との壮絶な戦いを繰り広げてはや1時間が経過してるところなのですが、流石に限界の限界がやって来ましてね。我慢してもチョビッチョビッっておちんちんの先っぽからなんか液体が出てきてる。やばいやばい。膀胱からおちんちんの先っぽまでおしっこでいっぱいになってる。うおー!これがホンモノの我慢汁やでー!とか言ってる場合じゃなくていやアンタ漏れてる漏れてる。

おしっこ漏らしながらもようやく目的の駅に到着し、光の速さでトイレに駆け込んで、便器に向かってパワフルな放尿したんですけど、最高に気持よかった。オナニーとはまた違う気持ちよさだね。悪くない。

んでひと安心して劇場へ行ったんですけどね、ほんとありえませんわ。なにがありえないって、普段カップルとか大学デビューとかみたいなのがウジャウジャしてる劇場が、まさにリア充の巣窟である劇場が、オタクに支配されてる。

まどか☆マギカはまあオタク向けっちゃオタク向けなんですけど、ほら、けいおんレベルの社会現象になってるって言いますし、JKやJCがほむほむのストラップ付けてるって言いますから変な期待しちゃってたんですけど、全然そんなんないですからね。

周りみたらすごいっすよ。もう8割ぐらいがね、

チェック柄、リュックサック、微妙な黒縁メガネ。

はぁーん三拍子バッチリ決まってますよ。なんなんでしょうねこの一体感。オタク界の暗黙の了解なんでしょうか。日本オタク協会みたいなのがフォーマルオタクファッションを指定してるんでしょうか。いやまぁ僕も微妙な黒縁メガネしてたんで人のことは言えないんですけど。

ほんと今にもオタ芸とか言ってヤバイ宗教の儀式みたいな凄まじいダンスを披露するんじゃないかってヤツばっかりだったんでしたわ。

でもですねそんな中、僕はごく自然と溶けこんでますからね。別にフォーマルオタクファッションではないんですけど、なんというか、間違いなくオタッキーなオーラは周囲に負けず劣らず醸し出していたと思う。ええ、何を隠そう僕もオタクですから。

んで劇場に入場してる途中にこんな物もらってしまいましてね

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率直に恥ずかしい。いやまぁ僕はオタクとしてまだまだキャリアが浅いからなのでしょうけど、これを持ち歩くのはちょいとこっ恥ずかしい。で、ほんじゃカバンに入れようと思ったら大きすぎて入らない。どの角度から入れてもムリ。

こりゃまずいな。家に帰るまでの長い道のり、これを片手に移動しなければならないのか。なかなか死ねるぜ野郎。

シアターの中に入って席に座った後「隣に女の子来い隣に女の子来い隣に女の子来い」と三回ぐらい念じたんですけど、まず右の隣にデブ男がやってきました。いやいや、諦めるのはまだ早い、レフトサイドにもしや超絶美人な処女ちゃんが君臨するかもしれない。可能性は低いがゼロではない。女の子が来るたび「来い来い来い来い…」とストーカーみたいに念じてるんですけど、ことごとく別の席に座ってしまいました。だが俺は最後まで諦めない…!

そしたらなんか明らかにおかしい人がやってきてですね。ええ。なにがおかしいって、明らかに映画を見るTPOのファッションじゃない。どう見ても釣り人。魚釣ってる人。フィッシャー。んで二人組。なんていうのあの、帽子かぶって、分厚いジャケット着て、四角い箱持ってる典型的なイメージのまんま。

こりゃありえんと思って今度は「絶対来るな絶対来るな絶対来るな」とテレパシーを送ってみたのですが、どうやら彼はあまのじゃくでして、ひょいと僕のレフトサイドに座って来ました。最悪ですわ。なんか「いやー最近釣れすぎてパないわー」とかなにがパないのか全然わかんないんですけど、とにかく黙ってて欲しかった。

でね、上映中ね、すごいね、おしっこしたくなったの。

この日は頻尿っぷりが特に酷くて入場前にちゃんとおしっこしたのに早くも限界が来てるパターンでした。上映開始1時間足らずでだいぶヤバイ感じでしてね。でもデブと釣り人に挟まれてますから一時退場するにも勇気が出なくてそのまま我慢してたんですけど、まあ時間の問題ですわ。

映画の中盤で再びチョビチョビと僕のおちんちんから液体が出てきてですね。リアル我慢汁が出てきちゃったんですけど、それでも我慢します。

んでやっと本編終わって「トイレじゃー!!」と言わんばかりに退場しようと思ったらなんかステージに人が出てきて

「それでは!舞台挨拶をはじめます!」

とか言い出してですね。あぁこれを目的にはるばる遠くからやってきたのに忘れておったわい。

なんなんでしょうねこの気持ち、有名人を直接お目にかかれるのは嬉しいんですけど、僕はおしっこ漏らしてますからね。トイレに行ってから舞台挨拶なら純粋に楽しめるんでしょうけど、こう、おしっこしたいと有名人を見たいの2項目を天秤にかけると非常に怪しい。かろうじでおしっこが勝ってるような気がする。

「それでは、暁美ほむら役の斎藤千和さん、佐倉杏子役の野中藍さんのご入場です!大きな拍手でお出迎えください!」

ウオーーーパチパチパチパチ

と、会場の皆さん拍手してるんですけど、僕はものすごい前かがみになって半分白目向きながら震える手で拍手していたのでかなりホラーチックだったと思う。ステージから遠かったから良かったものの、キャスト陣が僕の姿を見たら失神して大事件になり兼ねない。

とは言ってもあまりの尿意にこっちが失神しそうになってたんで、正直舞台挨拶の内容をあまり覚えてない。なんか

「北九州弁でセリフ言います!」

ってキャストのお二人が言ってたのは記憶にあるんですが、その他の記憶がすごく曖昧でしてな…。

何分経過したのかわからないけど気付いたら終わってたんで超特急でトイレに向かったんです。で、ここは一つゲームをしようと思って体内時計で放尿時間を測ってみたら、

37秒というとんでもない記録を出してしまってですね、そりゃ我慢汁も出るわって話です。しかもさっき飲んだコーヒーの匂いがおしっこから漂ってきてトイレ中にコーヒーの匂いが充満しちゃって「うわ、こいつコーヒー飲んだな」とかまわりの人達に思われたに違いない。

さぁ、スッキリしたことでいっちょ買い物でもするかーと意気込んで街に出るのですが、まどかの色紙は片手に持ったままですからね。クソ恥ずかしいっすわ。

まぁでも僕はプロフェッショナルですから何一つ気にしない顔で平然として買い物を済ませていざ帰ろうとしたらとある事に気がついてですね。

行きの電車に乗ってる時、ツイッターでこんなこと呟いてたんです。


無題


バカで恥知らずもいいとこだろって話ですが、僕はひとり常習犯。いわゆる「ひとらー」ですからなんか独裁者の名前みたいですけど、

「ひとりでは出来ないことをひとりでやる」

っていう行為が大好きで、例えそれが至難の業でもひとりで達成することで人間として成長できるような気がするんです。

んで僕一つ言いたいんですけど、ホントよくいるんですよね、アホなことは二人以上じゃないと出来ない素人が。1人になるとビクビクしてなにも出来ない。特に大学生みたいなグループが「ウェーーーイwww」とか言いながらやるネズミみたいな奴ら。そんなん僕から見たら3流ですからね。アホな行為はひとりでやるからこそ意味があって、複数名で行うアホは正直言って誰にでもできるんだよね。ほんとここをわかってないからトーシローはダメなんだよ。しかもそういう連中に限って自称「なんでもやるアホ」とか言って自慢しだすんですけど、まず僕の足元にも及ばない。

ひとりファミレスはまぁ難易度低いんで誰でもできるんですけど、いつだったかブログに書いた風俗街の襲撃だってあれも正真正銘ひとりですからね。アホな行為に命を張ってひとりで立ち向かった僕ですよ。

で、今更ひとりプリクラごときにビビるわけがなく、何一つ表情変えず豪快にプリクラを撮ろうと思って急いでゲーセンへ向かったんですけど、僕これまでプリクラの経験って一度しかなくて、それも記憶が曖昧でどんなものだったかすら全然記憶にないんです。

まぁでも流れに任せりゃ大丈夫だろうと思ってプリクラ機を見つけたわけなのですが…

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こりゃひでえ!こんなクソケバい女がプリントされてるカーテンみたいなのをひとりでくぐらなければならないのか!

人ごみの中、こんなことが僕にできるだろうか。入るのはいいんだけど、問題はその後だ。画像は拾い物なので実際のモノとは少し違って、プリクラへの落書きはどうやらカーテンの外でやらなきゃいけない。それはもう「ひとりでプリクラ撮りましたー!」と周りに宣言しているのも同じ。まず笑いものになるに違いない。

いや、しかしここで諦めては男が廃れる。いっちょ勇気出してやるしかないのではないか。

まぁそんなことを考えながら10分ぐらいプリクラ機の周りをウロウロウロウロしてて、しかもまどかの色紙を持ったままウロウロウロウロ。客観的に見りゃ変人もいいところで、ベンチに座ってたヤンキーみたいな姉ちゃんに目をつけられてたんでこりゃもう諦めるしかないと思った。そうだ、僕はそのレベルに達していないんだと悟ってしくしく駅へ向かったのであった。

で、電車に揺られること数時間。ひとりプリクラへの無念に思いを寄せていると悔しくなった。

「なぜあそこで勇気を出さずに帰ったのだろうか。」

悔しくて手を握った。ヘタレな自分が嫌になった。なぜだ?俺なら勢いで突破できたはずだぞ?

そして決心した。

「帰ったらもう一度プリクラに挑戦する。」

一度家に帰ってもう夜9時前ってのに自転車に乗り換えた。でもまどかの色紙は手に持ったまま。言うまでもない。これと一緒にプリクラを撮るのだ。

バイク並のスピードでチャリンコをこいで近所のショッピングセンターに行ってゲーセンコーナーに入った。

プリクラ!プリクラはどこだ!!

萌えーな色紙を持った兄ちゃんが乱入してきて他の奴らちょっとビビってた、いや引いてたんだけどそんなの今は関係ねえ!俺にプリクラ機をよこせ!どこだ!どこにある!

しかしながら驚くことにプリクラ機がない。5週ぐらいしても全然気配すらない。ふざけんなよマジ、わざわざ疲れてるところ一旦家に帰ってまで御出してやったのにこれかよ。

諦めて帰ることにした。悔しい。あの一瞬でどうして勇気を振り絞れなかったのか。くそっ!くそっ!なんてビビリなんだろうか!ファック!ファック!


でも、神はチャンスを与えてくれた。


劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 後編 ~永遠の物語~  10月13日(土)公開


来週、再び劇場へ向かうことになった。

そう。

ひとりプリクラ、リベンジ。

今度こそ、打倒してみせる。


~後編へ続く~

童貞を守れ! in 風俗街

最近、やることがない。

僕は大学生。大学生といえばこの時期もまだ夏休みで心底エンジョイしているのだろうというのが一般論だと思う。

春に運命的な出会いをしたあの娘と、ひと夏の思い出づくりのためにデートデートデート。きれいな夜景とか見てキスキスキス、んでセックスセックスセックス。中出し中出し中出し。

「愛してるよ、ひとみ」

「わたしもよ、たかし」

-fin-

バカですか。そんなうまい話、童貞の僕にあるわけないじゃないですか。

ろくに遊ぶ友人すらいない僕に恋人なんてとてもとても、戦場カメラマンがひとりでマシンガントークを繰り広げるぐらいの奇跡が起こらない限りまずありえない。

セックスとかもう考えただけでイライラするのでこっちも負けずにオナニーオナニーオナニー、摩擦で火が起こせるぐらいのピストンでオナニーオナニーオナニー、頭トチ狂って逆立ちしながらオナニーオナニーオナニーって感じで毎日を送ってます。なにが言いたいのか全然わかりませんが、要するに暇なんです。

で、あまりにやることがなさすぎてある日こんな夢を見た。

気付いたらそこは三途の川で、岸辺にいる閻魔大王に「処女ください!処女ー!!」と叫びながら平泳ぎをする。

恐ろしい。多分あれは夢とかじゃなくてマジモンの三途の川だったと思う。冗談抜きで一歩踏み間違えてたら閻魔大王に地獄に突き落とされていた。まさに死の体験。人はあまりに暇すぎると命すら落とすのかもしれない。

命の危険を感じた僕は一旦実家に帰ることにした。以前書いた通り生活リズムもえらいことになってて、もはや人の生き方ではないような生活をしていたのでここはバシッと良いリズムを整えるために実家に帰る。

しかしながら実家に帰ったところで暇は変わりない。特別仲の良い中学時代の友人なんてみんなどっか他の県に行ってるし、やはりやることがない。

ここはしかたがないので街に出かけることにした。実家周辺はわりと都会で、下宿先よりは暇つぶしは出来ると思った。

で、街に風俗店がたくさんある。

風俗店といえば綺麗な若い姉ちゃんたちがアンアンと喘ぎながら淫らな行為をする場所で、想像しただけでもムラムラするのだが、ぶっちゃけ僕はそんなのに興味が無い。というか、そもそも処女じゃない。閻魔大王に地獄に突き落とされる覚悟で「処女くれ」と言ったこの僕が、所詮商売レベルのヤリマンビッチにくれてやる童貞なんて微塵もありません。

と、ここである遊びが思いついた。

「童貞力試し」

風俗店の入り口には必ずと言っていいほど勧誘のおっさんが立っていて、「可愛い子いますよ」みたいな勧誘をしてくる。

うわさによると勧誘される人というのは必ず童貞っぽい人か金持ちでボンボンみたいなおっさんに限られているらしく、当然僕はおっさんでもないので童貞っぽい人としてカウントされるわけです。

童貞っぽい人っていうのは、すなわち童貞オーラを発している人で、これは男にとっては負のオーラと言っても過言ではありません。できる限りは捨てたいもの。そんなものが纏わりついていては男が落ちる。そういう扱い。

だが事実、僕は童貞だ。童貞のオーラがむんむんと漂っているに違いない。

でも客観的に見れば違うかもしれないと思った。僕にとって自分は童貞力MAXで残念極まりない人間であっても、人の目には童貞のドの字も見当たらない、ヤリチンジャック2号がそこにはあるかもしれない。

そういうのは他人に聞いてみないとわからないもので、僕もかつて実際どうなのかと友人に聞いてみたのですが、どうしてもそこに友愛が存在する限りお世辞混ざりの意見になってしまう。これでは意味が無い。

つまり、正確な童貞力を確かめるには赤の他人じゃなきゃダメなわけで、かと言ってそのへんの赤の他人に童貞がどーだなんて聞いたら通報されかねないので通常は自分の童貞力なんて知る由もない。

そこで画期的な測定方法が、風俗店の勧誘を利用した「童貞力試し」なのです。ルールを説明しよう


ルール

・風俗店周辺を3周する

・勧誘に声をかけられずに3周できれば勝ち

・声をかけられればその時点で負け



これで自分がどれだけ童貞のオーラを発しているか分かる。見事3周して何事もなければ童貞力は無であり、声をかけられるのが早ければ早いほど童貞力が高いということになる。

ぶっちゃけ、怖い。風俗店というのはヤクザが絡んでいる可能性が高い。もしここでなにかやらかしてしまうと、命が危ない。正直言って、最初はためらった。やめようかと思った。

しかしながら僕は暇すぎて一度死を体験した人間。飢えた人が食べ物を目の前にして「嫌いだから食べない」とでも言うのでしょうか。いいえありえません。彼はきっと涙を流しながら食すに違いありません。僕も彼と同じです。こんなにも面白いことが目の前に転がっている。やるしかありません


一周目

一軒目。ここはまだ人目が付くためか、勧誘も控えめのようだ。勧誘のおじさんがデスノートのワタリばりの紳士で、僕を見るなりお辞儀をしてくれた。感心である。一軒目クリア。ついでに同じ感じで二軒目も無事にクリア。

三軒目。さぁ、人目がつかなくなったここからが本番。この先400mほどは風俗店でいっぱいだ。

勧誘が僕をターゲットにしたようだ。ジーっとこちらの様子をうかがっている。僕はまるで気づいていないように振る舞う。ここで声をかけられてたまるか。

しかし、そのとき

「兄ちゃん兄ちゃん兄ちゃん!!いい娘いるよー!!」

突然の敗北である。まさかこんなにも早く声を書けられるとはあまりにも計算外だった。

それだけでなかった。

「ほらほらほら兄ちゃん兄ちゃん兄ちゃん!こっちこっちこっち!ボイーンな姉ちゃん!ボイーンな姉ちゃん!」

と、隣の風俗店の勧誘からも声をかけられ、ほぼ強制的と言っていいほどに肩をつかまれ店へ連れ込まれそうになった。

「やめてください!!」

と、声をだして振り払った。こんなセクハラ受けたOLみたいな声が出たのは初めてだ。もしかしたら僕は女なのかもしれない。

すでに僕の敗北が決定して涙こらえてる状態なのですが、ここで素直に撤退してはなにもおもしろみがありません。

とは言いつつも、勧誘の奴らときたら予想以上に容赦がない。もう1ミリでも心を許せば即店の中、つまり僕のプレミア付き童貞を風俗嬢ごときで失うことになる。

言うなればやるかやられるか。殺伐とした僕と勧誘おじさんの戦いなのである。

ルール変更

・風俗店周辺を3周する

・店に入らなければ勝ち(童貞を守りきる)

・店に入れば負け(童貞を失う)


これは、童貞を賭けたひとりの勇者の物語である。



5軒目、6軒目、7軒目…

チンチンが思わず勃起してしまうぐらい甘い言葉が飛び交う。しかし勃起させて物凄い前かがみにながらもいえいえと言いながら無事クリアしていく。負けの条件が少し楽になっただけ、勢いに乗ることができた。


13軒目。

抜けるまであと数メートルってところで、大物がいた。

「うっひょー!兄ちゃん若いね!どうだい!うちの娘たちと遊んでいかんか!」

はいはいって感じでスルーしようと思ったのですが、この勧誘、僕を通せんぼしている。ドラクエの通せんぼキャラ顔負けの通せんぼだ。通り抜けようにも通り抜けられない。左に行けば左に動き、右に行けば、右に動く。

「なぁ、兄ちゃん、我慢できんやろ?」

半勃起の僕に「我慢」という単語が飛び出してきた。苦痛だ。もうここでオナニーしてしまいたいぐらいムラムラしるのに、外だからオナニーできなくて、んで目の前には風俗があって、でも僕は処女厨で、というようにここ最近一番の葛藤と戦いを繰り広げている。

「なぁ!」

肩を掴まれた。もう駄目だと思った。

でもここで童貞を失ってもいいのか。こんなくだらん遊びで僕の初めてを捧げて良いのだろうか。

いいわけがない。なんとしてもこの童貞は守り通さなければならない。

「処女いますかっ!!!」

閻魔大王リターンズ。

「はいぇっ?」

「いないんですか!?じゃぁ興味無いです!さようなら!」

さすが。処女厨として覚醒した僕には風俗の勧誘なんざ目じゃなかった。クリア。

こんな感じで一周目終了。


二周目

1軒目。あの紳士がまたもやお辞儀してくれた。すばらしい。クリア。

3,4,5…軒目

数人は僕がまた来たことに気付いたようだ。

「兄ちゃんどうしたんだい?道迷ってるのかい?」

と聞かれる。そんなもの相手にしたところで店に連れて行かれるのはお見通しだ。徹底的に無視。無視。無視。

「おっぱい!いいおっぱい!あるよ!おっぱい!あるよ!」

と、どんだけおっぱい連呼すりゃ気が済むのかよと思うのぐらい頭おかしい勧誘がいてちょっと笑いそうになってしまったのですが、ここで笑うと「今笑ったよね!?」みたいな流れになって店に連れて行かれるに違いない。相手のペースに乗ったら負けだ。必死で笑いをこらえた。クリア。

そして問題の13軒目。

「お、やっぱ遊んでいく気になったかね兄ちゃん」

さぁどうしましょう。1周目はなんとかクリアしましたが、彼が強敵であることには違いありません。

「どう?今なら安くするよ?」

「あの、処女なんですけど、僕はあの処女にしか興味なくてですね。風俗のヤリマンなんて興味ないんですよ。この前だって三途の川渡ってる時に処女くれっていいながら地獄に落とされる覚悟で閻魔大王に言いましたし、それだけ僕の処女への気持ちっていうのはブレないものがあって、つまり…(延々と語る)さようならごきげんよう。」

「( ゚д゚)??」

頭おかしいかと思われたでしょうけど、クリアしました。

2周目、クリア。処女が思った以上に便利です。


三周目


ラスト。さすがにみんな僕の顔をたいがい覚えてるはずなのでどうなるのか期待できます。

1軒目。紳士。相変わらずお辞儀してくれたけど、微妙に「え?」っていう表情がおもしろかった。クリア。

2軒目も同じくクリア。

さあ本番、人目が付かない3,4,5…軒目。

8軒目あたりで

「兄ちゃん、さっきからなにやっとるんや?」

と、目の前まで来て言われた。ヒィ!怖い!

さぁ言い訳なんて全く考えなかった僕。この場をどうやって乗り切るか

「しょ…処女。処女!処女がいい!」

「ハァ!?」

「処女いますか!?処女!!処女!!処女!!」

容赦無い処女コールに頭を抱えてしまった勧誘。隙を突いて「じゃ」と言って逃げる。

その他の店でもいろいろ難癖付けられました。「仏の顔も三度まで」とありますが、どうやら彼らは二度までですね。クリア。

そして13軒目。やばいです。もうやばいです。ここまで来るとなんか危ない気がします。後ろからヤクザが出てきて今にも殺されるんじゃないかと思いました。

「おまえさん喧嘩売っとるんか?」

予想通りご立腹でした。さぁどうする

「いえ…あの…」

「てめえこっちには◯◯組がいるんやぞ!!え?コラ?」

やばい。ヤクザだ。殺される。これは危ない。ええいクソ、こうなったらもう思い切るしかない

「処女!処女!hぃいいしょじょ!あdらsfちぃふおdjぎ!さしふあj!!」

と言って走って逃げました。クリア。


というわけで童貞どころか危うく命まで失いかけたのですが、無事3周クリアできました。僕の童貞力は残念ながら限りなく高いようで少し落胆してしまいましたが、一途な処女への気持ちは誰よりも強いことに気が付きました。大変いい経験をしたと思います。

で、買い物を済ませた後どういう風の吹き回しか、最後にもう一周してきました。さすがに殺されかねないと思ったので全力疾走で行って参りました。

13軒目の人が、通せんぼしてた。

関係ありません。

「うおおおお!!処女bhふぃjdhgtyれおpfへいうあfはえいjfwkp!処女さgyあhすぢあおうおdj!!!」

風の如く駆け抜けて行きました。

後ろを振り返ると追いかけてきそうだったので更に全力で走りました。

んで微妙に「あhすあふぁおhfkじゃじゃおp!もうくんな!!!」って声が聞こえました。

ありがとう。最高の暇つぶしだったよ。

また来るね

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