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イタズラなSEX

「SEX」

もんのすごいネイティブな発音で教室中に響き渡った。

時は高校時代。とは言ってもわりと最近の出来事なのですが、当時の僕ときたらもう最上級にネコかぶってましてね。

厨二病とかそんなんもあったんですけど表情をあまり表に出さなかったし、てか男子校って時点でやる気無いっすよ。周り見回しても男、男、男。んでたまにホモみたいなのいるし。ほんと気色が悪い。

で、クラスの中の構造としては「リア充グループ」「不良グループ」「マジメ地味グループ」の3つの派閥に分かれてるんですけど、実はというと当の僕はなんとすべてのグループに属していたんです。いやまぁ強いて言うなら「マジメ地味グループ」なんですけど、それを基盤にしながらもインターナショナルに「リア充グループ」にも「不良グループ」にもそこそこ関わってました。

まぁウルトラハイパーにカッコよく言うとずばり一匹狼で、でもそんなん客観的に見ればものすごく関わりにくい人じゃないですか。

だっていっつも対立してる「不良グループ」と「マジメ地味グループ」なんですけど、僕は「マジメ地味グループ」にも「不良グループ」にも結構関わってるわけで、喧嘩するにも僕がいるとどっちの仲間かわからなくておまえ邪魔ってなるし、もうかなり微妙なポジションなんですね。

そんな感じの僕は、クラスの中ではだいぶイレギュラーな扱いを受けていたんです。どこのグループからしても僕は敵なのか味方なのか検討がつかないので大層絡みづらかったことと思います。なのでクラスの人にもあまり声をかけられなかったし、友達!!って感じの友達なんていませんでしたし、そもそも僕自身が友達を作る気なんて毛ほどにもありませんでした。

と、長々と僕のポジションを説明しましたがまぁ要は存在感が全然ないんですね。いやぁーめんごめんごカッコよく一匹狼とか言って。

んで話戻すんですけど

「SEX」

という単語がものすごいネイティブな発音で教室中に響き渡ったんです。授業中に。国語の授業中に。

その正体はなんと電子辞書の発音機能なんですけど、最近の高校生ときたらもうかなりハイテクな学習方法を行なっていまして「わからない単語があったら辞書ひけ!」って先生が言うと、机から電子辞書とりだしてピコピコやりだす時代なんですわ。

で、国語の先生は20代女性でまだペーペーって感じで、そりゃぁ僕のクラスは珍しいおもちゃだと思ってみんなナメてかかるんですね。

その結果、国語の時間は電子辞書に卑猥な言葉を発音させるという遊びが一世を風靡して大ブーム。なんてモダンなセクハラなんでしょう。

中でも常習犯は中居くん(仮名)と稲垣くん(仮名)と草薙くん(仮名)と香取くん(仮名)と木村くん(仮名)の5人と決まっていて、彼らときたらもう容赦なく授業中に「セックス」とか「マスターベーション」とかボンボンボンボン鳴らすんですよね。

もう低速発音に設定した「マスターベーション」なんて

「んむぅううあすとぅあああヴぅぇええしょん」

みたいになってクラス中笑いが止まりませんし、半笑いになりながら顔真っ赤にして「誰ですか!?」とか先生言ってるし、あぁ、この先生も夜はチンコしゃぶしゃぶしてるんだろうなぁと僕は僕で別の方向からセクハラしてますし、それはそれはカオスな空間が生まれるわけですよ。

そしたらみんな調子に乗り出すんですわ。常習犯だけじゃなくて、他の人も電子辞書とりだして「SEX」とか鳴らすんですよ。特に一番調子に乗ってたのが森くん(仮名)なんですけど、その一途な努力から数分もすれば彼もめでたく常習犯の仲間入りしたわけです。

で、見事6人になった常習犯グループの容赦無い「SEX」「SEX」「SEX」で、さすがの先生も怒りが有頂天に達しまして

「次鳴らした人、電子辞書を取り上げます!」

と言い出したんですよ。あー、こりゃもう終わったな思っていたんですが、先述した通り僕のクラス、頭おかしいですからそれでも鳴らし続けるんですね。

  「SEX」                   「SEX」
       「SEX」
                      「SEX」
   「SEX」       「SEX」           「SEX」         「SEX」
      「SEX」              「SEX」
              「SEX」
          「SEX」       「SEX」       「SEX」
     「SEX」                    「SEX」        「SEX」

                「Masturbation」


四方八方からセックスセックスマスターベーションのカーニバルでもう先生は本気ですよ。今にも「セクハラで訴えてやる!」と言わんばかりの形相で6人中3人の電子辞書を取り上げたんですね。

そしたら流石にもう終わりじゃないですか。この流れでまた誰か鳴らせば残り3人の電子辞書もお陀仏ですし、ヘタしたらそれが原因で喧嘩とかありえるんでもうお開きにしようってムードなんですよ。まぁそういうわけで、よーし、勉強に集中しよう!

しかしながら世の中そんなに甘くありません。

そう、そこでですよ。こんなシラけた場面だからこそですよ。

僕の出番です。

ここはひとつ遊んでやろうと机の中でこっそり電子辞書を起動。音量MAXに設定。

さて、やってやろうじゃないの。ポチッ


「SEX」


当然、教室中「えっ!?」っていう雰囲気でいっぱいに。

そしたら犯人探しとかになるじゃないですか。こいつがやったとか、あいつがやったとか。

でもね、面白いことにその候補に僕がないんですよ。多分、みんなの心理としては「ジャックさんの方から聞こえたけど…まさかあのジャックさんがね」って感じでスルーしてるんだと思います。いやーおもしろいおもしろい。実に愉快である。バカどもめ。

もう一発かましてやりましたよ


「SEX」




もう騒然ですよ。先生も「誰ー!!」とか言って半分狂ってますし、周りの皆は森くんがやったとか言ってるし、んで森くんは「ちがう!俺じゃない!」とか必死だし、そして相変わらず僕の候補がないんでおんもしろいおんもしろい、今にも両手叩いて笑いたいぐらい。

流石にもう終わりにしようかなって思ったんですけど、いやぁー出しみ惜しはいけませんね、出血大サービスですよ。



「んむぅううあすとぅあああヴぅぇええしょん」



そしたら先生が

「森くん!!電子辞書とりあげます!!」

と怒り狂ってですね。ついに取り上げられちゃいました。森くんの「えええ」っていう表情はなかなか忘れられない。ごめんね、森くん。せっかく常習犯の仲間入りができたのにね。よしよしかわいそうに。

俺と席が近くて運が悪かったな。



というような感じで僕のステルス機能を利用したいたずらだったんですけど、多分読者の中でも僕と似てる人は探せばいると思うんですよ。存在感がないというか、微妙なポジションというか。そういう人。

でも「俺、存在感がないから」とか言って自分を卑下しないでください。僕のように多少の自信を持って、それこそ存在感の無さを利用していたずらするとか、たまにはいいものです。

もしあなたが学生さんなら、電子辞書を持って行って授業中にでも鳴らしてみてください。一躍人気者になれる魔法のことば、もしかしたらこの行動ひとつで人生が左右されるかもしれません。さぁ思い切って、ポチッと。


「SEX」


まぁ、まず先生に殺されますけど

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